本文へスキップ

社会系教科教育学会は,社会的資質形成に関する教育実践の科学的研究を行い,その普及と発展に寄与することを目的とした学会組織です。

TEL. 0795-44-2306

〒673-1415 兵庫県加東市下久米942-1

大会テーマシンポジウムテーマ
社会系教科は持続可能な社会の創り手の育成を担うことができるのか

 令和時代の教育では,持続可能な社会の創り手の育成が重視される。従来の社会系教科の授業をめぐっては,主に数時間の単元の中で子どもの資質・能力育成のために何ができるかという点を重視して議論が行われてきた。一方で,身に付けた資質・能力をどのように活かすことができるかという点については十分に検討されてこなかったと言えよう。このことは,教師が授業を構想する際に,子どもが生きる社会を「過去」または「現在」という限定的な視点でしか捉えることができていないことに起因していると推察できる。持続可能な社会の創り手の育成を推進するためには,これからの社会を子どもがどのように生きていくのかという「未来」の視点に基づく授業づくりを行うこと,その授業の成果を後の学習に活かす手立てを検討することが必要となるのではないか。本大会(シンポジウム)では,持続可能な社会の創り手の育成を目指す社会系教科のあり方について議論するために,以下のような問いを立てたい。@持続可能な社会をどのように捉え,その創り手に求められる資質・能力とはどのようなものか,Aそのような資質・能力を育成する授業はどのようになるのか,Bそのような授業で身に付けた資質・能力を活かすための手立てをどのように考えればよいか。これらの問いに対する登壇者の提案をもとに,参加者との議論を通して,持続可能な社会の創り手の育成を目指す社会系教科の可能性を探りたい。

コーディネーター   愛媛大学             鴛原 進
           兵庫教育大学           山内 敏男
シンポジスト     岡山理科大学         紙田 路子
           愛媛県新居浜市立船木中学校  藤原 正治
            島根大学           宇都宮明子
指定討論者      大阪教育大学         峯 明秀

課題研究Tテーマ
持続可能な社会の創り手の育成を目指す初等社会系教科の授業づくり

 課題研究Tでは,持続可能な社会の創り手に求められる資質・能力とはどのようなものか,そのような資質・能力を育成する授業はどのようになるのか,そのような授業の成果を活かすための手立てをどのように考えればよいか。というシンポジウム提案に基づき,より具体的な,小学校社会系教科の授業づくりの可能性について,研究,教育行政,実践の立場をふまえ議論する。発表者には,持続可能な社会の創り手の育成を目指して小学校段階では,@どのような資質・能力を育むべきか,Aどのような視点に基づき教材開発・授業開発をするべきか,Bそのような授業の成果を活かすために,どのような手立てを講じるべきかについて具体的な開発事例をもとに提案していただく。当日は,発表者,指定討論者,フロアー参加者とともに,持続可能な社会の創り手の育成に向けた小学校社会系教科の授業づくりの方向性について議論を深めたいと考えている。

コーディネーター    大阪体育大学           岡崎 均
発表者         奈良学園大学         澁谷 友和
            愛知県津島市教育委員会    植田 真夕子
             愛媛大学教育学部附属小学校   品川 崇
指定討論者       玉川大学           小谷恵津子

課題研究Uテーマ
持続可能な社会の創り手の育成を目指す中等社会系教科の授業づくり

 課題研究Uでは,持続可能な社会の創り手に求められる資質・能力とはどのようなものか,そのような資質・能力を育成する授業はどのようになるのか,そのような授業の成果を活かすための手立てをどのように考えればよいか。というシンポジウム提案に基づき,より具体的な,中学・高等学校の社会系教科の授業づくりの可能性について,地理学習,歴史学習,公民学習の視点から議論する。発表者には,持続可能な社会の創り手の育成を目指して中等教育段階では,@どのような資質・能力を育むべきか,Aどのような視点に基づき教材開発・授業開発をするべきか,Bそのような授業の成果を活かすために,どのような手立てを講じるべきかについて具体的な開発事例をもとに提案していただく。当日は,発表者,指定討論者,フロアー参加者とともに,持続可能な社会の創り手の育成に向けた中等社会系教科の授業づくりの方向性について議論を深めたいと考えている。

コーディネーター    愛媛大学             井上 昌善
発表者         愛媛大学教育学部附属中学校  江角 紀行
            和歌山大学          岩野 清美
             玉川大学            宮本 英征
指定討論者       龍谷大学           中本 和彦

1 シンポジウム・課題研究開催日時
    2023年2月18日(土)  9:30〜12:00  (シンポジウム オンライン同期型
   2023年2月18日(土) 13:30〜16:00  (課題研究T・U オンライン同期型
 自由研究発表
  日時 2023年2月18日(土)〜3月16日(金) オンライン掲載型
  発表資料(書式自由,pdfファイル20MB以内)を研究発表大会Webサイトに掲載します。
3 大会参加・自由研究発表申し込みについて
(1)参加申込・参加費振込の開始     2022年12月 7日(水)
(2)参加・発表申込の期限
 @自由研究発表申込の締切日       2022年12月23日(金
 Aシンポジウム,自由研究発表資料の締切日2023年 1月27日(金)
 B大会参加申込の締切日         2023年 2月9日(木)
 C参加費振込の締切日          2023年 2月9日(木)
(3)大会参加費  1,000円(事前振込)
  オンライン型シンポジウムへの参加や自由研究発表資料の閲覧を希望される方もこの参加費が必要です。
  今回は,オンライン開催です。全国どこからでも参加できます。ぜひ,参加費をお振り込みいただき,
 多くの方に参加いただきますようお願いいたします。
(4)参加費振込口座(郵便局)
  銀行名     ゆうちょ銀行   金融機関コード 9900   店番      119   預金種目    当座   店名      一一九 店(イチイチキユウ店)   口座番号    0013385  (預金種目が「当座」口座であることにご留意ください)
  
ゆうちょ銀行
 振込用紙を使用する場合
   口座名称 社会系教科教育学会 郵便振替口座記号番号
   01110−6−13385
   大会案内に同封された振込用紙以外を使用する場合は,通信欄に大会参加費とお書きください。
   年会費等をあわせてお支払いの際には,必ず通信欄に内訳がわかるようにお書きください
   ※振込後に参加をキャンセルされた場合の返金はできませんので,あらかじめご了承ください。
4 大会参加費振込者
■問い合わせ先 〒673-1494  加東市下久米942−1 兵庫教育大学内
  社会系教科教育学会 第34回研究発表大会事務局 吉水 裕也
         e-mail: yosimizu@hyogo-u.ac.jp
■第34回研究発表大会実行委員会
 相談役:城戸茂(愛媛大学)
 委員長:鴛原進(愛媛大学)
 副委員長:武田明敏(今治市立近見小学校)
 事務局長:井上昌善(愛媛大学)
 委員:内田賢一郎(西条市教育委員会)
 委員:宇和 誠(松山市立小野小学校)

戻る

バナースペース

社会系教科教育学会

〒673-1415
兵庫県加東市下久米942-1