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社会系教科教育学会は,社会的資質形成に関する教育実践の科学的研究を行い,その普及と発展に寄与することを目的とした学会組織です。

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社会系教科教育学研究 第34号 2022年 

目次
論文
・文化の違いから生じる多義性を活用し概念の意味拡張をめざす社会科概念学習
 −責任概念に着目した単元「廣島・ヒロシマ・HIROSHIMA」を事例に− 新谷 和幸
・論争問題の議論における一部生徒の「論破」「議論支配」の回避法
 −ある中学校教諭のリヴォイシング行為についての事例研究− 渡部竜也・臼井太一
・歴史論争問題学習の指導と評価の方略
 −生徒の価値や思想が含まれる言説構築をいかに指導し,いかに評価するか− 星 瑞希
・エージェンシーの育成を目指す小学校社会科授業構成
 −外部連携を通した単元開発を事例として−  井上 昌善
・市民としての自治意識を醸成する小学校社会科政治単元開発
 −地方議員の立場からの政策検討をとおして−  長川 智彦
・「問い直し」による深い学びを目指す中学校社会科授業の開発
 −「公共の福祉は多数決か」を事例に−  王子 明紀
・空間スケールの拡大によって多元的な時代解釈の構築をめざす「歴史総合」の授業開発
 −比較,関連付けによる「歴史の問い直し」に着目して−  杉山 正人
・指導経験がない科目の理論的根拠はどのように,なぜ発達するか
 −公民科「倫理」のカリキュラムデザインを事例に−  奥村 尚・小野 創太
・証言的不正義状況への対応を目指す社会科議論型学習の授業構成
 −「暗黙のバイアス研修」を手がかりに−  田中 崚斗
シンポジウム報告
・高等学校科目再編をふまえ小・中学校社会系教科のあり方を見直す
 桑原 敏典・阪上 弘彬
書評
・米田豊編著
 『主体的に学習に取り組む態度」を育てる社会科授業づくりと評価』
 吉水 裕也
・二井正浩編著
 『レリバンスの視点からの歴史教育改革論−日・米・英・独の事例研究−』 
 山内 敏男
・石川律子著
 『小学校の先生へ』
 關 浩和
・新谷和幸著
 『概念カテゴリー化学習の理論と実践−小学校社会科カリキュラム開発を視野に−』
 松岡 靖
・伊藤直之編著
 『地理歴史授業の国際協働開発と教師へ普及−資質・能力の多様性と学際性を視点として−』
 中本 和彦
・祐岡武志著
 『世界史教育内容編成論研究 ESDの観点からの再構成』
 阪上 弘彬
・兵庫教育大学連合大学院
 防災教育研究プロジェクトチーム著
 『近年の自然災害と学校防災V−グローカルな「生きる力」を育成する防災・減災−』
 福田 喜彦

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