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社会系教科教育学会は,社会的資質形成に関する教育実践の科学的研究を行い,その普及と発展に寄与することを目的とした学会組織です。

〒673-1415 兵庫県加東市下久米942-1


会長挨拶

 社会系教科教育学会は,「学校教育における児童・生徒の社会的資質形成に関する教育実践の科学的研究を行い,その普及と発展に寄与すること」を目的に組織された学会組織で,社会系教科のカリキュラムと学習指導に関心を有する教育現場の教員や研究者などにより構成されています。
 
本学会は,平成元(1989)年に兵庫教育大学大学院の社会系コース修了生を母体に設立されました。その後,全国的な学会へと発展し,現在国内外の教員を中心に500名ほどの会員数を有するまでになりました。年1回の全国研究発表大会の開催と機関誌『社会系教科教育学研究』の刊行などの活動を行っています。
 令和
元(2019)年11月26日には,学会発足30周年記念として書籍『社会系教科教育学研究のブレイクスルー−理論と実践の往還をめざして−』を刊行し,さらに,令和4(2022)年度から新たな事業として『社会系教科教育学研究』の別冊『社会系教科教育学論叢』の不定期刊行をスタートしました。学会創立 40 周年に向けて,新たな歩みを進めていきたいと思っています。
 設立の趣旨に示されているように,本学会は児童・生徒の社会的資質形成に関する教育実践を研究対象としています。したがって,大学などの研究機関に所属する社会科教育学の研究者のみならず,小・中・高等学校や特別支援学校等で日々社会系教科教育の実践に取り組んでいる教員にとっても,教材・教具の開発,授業設計・学習指導の方法,授業の分析・評価など,多様な分野で研究に参加し,学会の発展に貢献することが可能です。こうした学校教育現場での実践者である教員の参加なくして,本学会の存続はあり得ないと確信しています。
 大学等の研究者は理論に,学校現場の教員は日々の実践に埋没しがちです。理論の深化に実践的裏付けが必要なように,実践の改善・向上にも何らかの理論が不可欠です。その意味で,いわゆる研究者と実践者が旧来の垣根を取り払って交流を深めることこそが,社会系教科教育の一層の発展となります。本学会は,そのために設立され,今日まで存続してきました。こうした本学会の趣旨を理解して,多くの人々が学会活動に参加されることを切に願っています。

令和6(2024)年4月1日


社会系教科教育学会
第7代会長 吉水 裕也


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社会系教科教育学会

〒673-1415
兵庫県加東市下久米942-1




 社会系教科教育学論叢 創刊号
  (2022年11月26日刊行)
 学会創立記念日に刊行しました。