社会系教科教育学会第31回研究発表大会(岡山)
大会テーマ及び
シンポジウムテーマ
AI 時代に向けた社会系教科の展望
AI の進化と浸透によって,世の中が大きく変化することが予想される。
便利で新しいサービ スを生み出すなど,AI の活用は大きな可能性を持っている。
その一方で,今後,多くの仕事が AI に取って代わられるなどの予測も見られる。
このような時代の到来を前にして,社会系教科 にとって議論しておくべき重要な点は,AI 時代の民主主義社会を担う資質・能力育成のあり方 についてである。
AI が政策決定に導入されることで,データに基づく「適解」が導かれるよ うになる。
そのプロセスは人々が議論して決定するよりも早く,そして,合理性の高いものと なりうる。
AI 時代の到来は,試行錯誤を前提としている民主主義の根幹をゆさぶるものとなる だろう。
社会系教科は AI 時代の到来にどのように向き合えばよいのだろうか。
本大会(シンポジウム)では,AI 時代に向けた社会系教科の方向性について議論するために, 以下のような問いを立てたい。
①これからの民主主義社会の形成者に求められる資質・能力と はどのようなものか。
②そのような資質・能力を育成する授業はどのようになるのか。
これら の問いに対する登壇者の提案をもとに,参加者との議論を通して,AI 時代に向けた社会系教科 の可能性を探りたい。
課題研究においては,シンポジウムの議論を引き継ぎ,AI 時代に向けた社会系教科の授業づ くりの視点と方法について,発表者の立場からそれぞれの具体像を探りたい。
シンポジスト 田本 正一(山口大学)
土肥 大次郎(長崎大学)
長田 健一(就実大学)
指定討論者 關 浩和(兵庫教育大学)
溝口 和宏(鹿児島大学)
司 会 小川 正人(環太平洋大学)
桑原 敏典(岡山大学)
小川 正人(環太平洋大学)
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